社会人基礎力:社会人基礎力(マインドセット)~就活生にも求められるビジネスパーソンの素養「マインドセット」とは?~

ビジネスにマインドセットという言葉があります。これは「仕事に取り組む上で意識すべき心構え」のようなもので、一言にすると「プロ意識」とでも言えます。企業が求めているのは、漫然と仕事をする社員ではなく、この「プロ意識」を持っている社員です。

企業は就活生にも、その素養があるかどうかを求めます。ただ漫然と学生生活を送ってきただけの就活生は評価されません。そうした学生は入社したあとも、漫然と仕事をすることが予想されるからです。きちんとした目的意識をもって様々なことに取り組んできた就活生を、企業は求めています(高く評価します)

もう少し噛み砕きますと、たとえば経営者の格言がありますが、あれもマインドセットのようなものです。たとえば、パナソニック(旧社名・松下電器産業)を創業した松下幸之助氏は、「志低ければ、怠惰に流れる」という言葉を残したと言われています。その言葉を胸に刻んでいたからこそ、常に高い志を掲げて、事業に取り組んでこられたわけです。

◆プロ意識(マインドセット)のない仕事を、企業は評価しない
マインドセットとは、仕事に取り組む上での意識全般を指しますので、業界や企業に求められるマインドセットは変わります。もちろん全業界で共通する心がけもありますが、各業界や企業ごとに仕事の仕方が異なる以上、求められるものも変わってきます。

・全業界で求められる汎用的なマインドセット
・各業界や企業で個別に求められる特殊なマインドセット

主にこの2つがあると思っておけば良いでしょう。ただ、別業界・企業のマインドセットを取りこむことで、新たな発見や仕事の効率化を実現できることもあるので、別業界のマインドセットが無意味ということはありません。意識しておくことで、新たな引き出しとすることができるでしょう。

マインドセットとは、仕事に臨む上での心構えですので、すべてに先立ちます。ノウハウやスキルよりも大切なものです。なぜなら、そのノウハウやスキルを「どう活かすのか」を決定する、方向づけるのがマインドセットだからです。
いくら立派なノウハウを持っていたところで、それを活かそうと思う心がないと意味がありません。それでは「宝の持ち腐れ」です。「とりあえず依頼をこなそう」と思って仕事をする社員と、「前回提供した価値を超える価値を、顧客に提供しよう」というマインドセット(意識)を持って仕事をする社員とでは、自ずと仕事の成果にも差が出ます。

プロ意識(マインドセット)を欠いた仕事を、企業は評価しません。ただ漫然と働くだけの食客社員は、もう求められていません。

◆マインドセットによって、その社員の「行動のベクトル」と「熱量」は大きく変わる
どのようなマインドセットを意識しているかによって、その人の「行動のベクトル」と「熱量」が変わってきます。

ベクトルとは、仕事を進める方向性です。たとえば「顧客の価値を最大化する」「自社の利益の最大化を図る」といったイメージです。どちらのもとで仕事をするかによって、仕事の進むべき方向性が変わります。

熱量とは、その定めたベクトルに向かって突き進むエネルギーです。たとえば、「顧客の価値を最大化する」で考えてみましょう。
たとえば、顧客企業A社の組織改革を任された社員がいるとします。A社は全社的に残業が常態化しており、月間平均残業時間が100時間を超えていました。
このとき「3ヶ月で半分にする」という意識で取り組む社員と、「1ヶ月で半分にする」という社員では、それから1ヶ月の働き方が大きく変わってきます。これが熱量の違いです。

このように、マインドセットによって仕事のベクトルだけではなく、その熱量も大きく変動します。
いくらスキルがあっても、ノウハウを知っていても、それを活かすマインドセットがないと意味がありません。土台であるマインドセットがしっかりしていて初めて、そうした能力は力を発揮するのです。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です