社会人基礎力:「履歴書」は自分でパソコンで作っても良いのか?

企業によっては、エントリーシートではなく履歴書の提出を求めてきます。その際、市販の履歴書ではなく、ワードやエクセルで履歴書を自作する就活生もいます。この良し悪しを論じているコラムも多いですが、結論、「問題はありません」。なかには市販の履歴書を推す声もありますが、自作でもそれだけを理由に落とされたりはしないでしょう。

では、この自作の履歴書は、企業にどう受け止められるのでしょうか。今回はその点を見ていきたいと思います。

◆自作した履歴書でも問題はないが、熱意が伝わらないことも
履歴書を自作するメリットは大きいです。たとえば、あまり書くことはない欄を小さくしたりして、アピールしたい欄を広めに取ったりできます。また、就職活動は意外にお金がかかりますが、履歴書を自作すれば多少ですが節約にもなります。

自作した履歴書を理由に落とされることは、まずありません。ワードやエクセルの履歴書の方が手書きよりも綺麗で読みやすいですから、大量の応募書類に目を通す採用担当者にも優しいです。

ですが、やはり手書きに熱意を見て取る企業があるのも事実です。

企業に入社後、手書きの資料を用いることはほぼありません。会議や客先に渡す資料も、すべてワードやエクセルなど、PCで作成します。ですので、手書きでないからといって熱意がないと感じる人はあまりいません。

ただなかには、PC作成の書類・原稿が当たり前になっているからこそ、手書きされていることに価値を感じる人もいます。また、PC作成ですと「志望動機欄以外を使い回しているのでは?」と思われる可能性もあります。そうした意味で、手書きに熱意を見て取る採用担当者もいるかもしれません。

結局どこの企業がどう感じるのか、就活生には分かりません。ですので、無難に手書きで出した方が安全ではあります。

◆履歴書を自作する場合の、簡単な注意点
履歴書を自作する場合、以下の点に気をつけましょう。

1. なるべく市販の履歴書の体裁に揃える
「趣味や特技は書くことないから削除」「資格は持ってないから削除」「自己PRは書くことないから削除」とするのではなく、必要最低限市販の履歴書の体裁に揃えましょう。通常の履歴書に見られる項目が不足していると、それだけでマイナス印象を抱かれかねません。

2. 記入欄のバランスに注意
ある程度なら各記入欄の大きさを好みで調整して良いですが、あまり露骨に変更するのはいけません。たとえば「志望動機は書けることが少ないから1~2行分にして、自己PRをとことん広くしよう」のように、バランスを大きく崩すのは控えましょう。
特に「志望動機」の欄を狭くするのは、それだけで「熱意がない」と捉えられかねません(記入内容にもよりますが)。各記入欄はバランス良く取りましょう。

また、印刷時に履歴書専用の用紙を使うことを推奨するコラムなどもありますが、特にこだわる必要はありません。上質な紙を使ったからといって、熱意は伝わりません。安い紙を使ったからといってマナー違反でもありません(汚れていたり、黄ばんでいたりするのは別です)。熱意はかけたお金ではなく、履歴書の中身次第です。あまりに酷い紙でなければ大丈夫です。

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